11月親睦会 バスで行く~巨大地下神殿~「首都圏外郭放水路」見学 大人気のインフラ見学スポットを体感レポート レポート

小雨まじりの土曜日、バスで春日部の「首都圏外郭放水路」通称「防災地下神殿」を訪れました。
「首都圏外郭放水路は」国道16号の地下にある延長6.3㎞の治水対策施設で、河川から水を取り込む立坑、送水用地下トンネル、水勢を弱める調圧水槽、江戸川へ最大200㎥/秒(25mプール1杯)排水可能なポンプ設備などが整備されています。見学の目玉である調圧水槽は、4つの立坑から流入した洪水を貯める巨大なプールで、江戸川へは年平均7回、今年は5回排水したとのこと。排水しなかった洪水は、第3立坑から放水し、河川を浄化して環境を守ります。実は利根川水系の一級河川だったとは?!地下20mの巨大な空間に59本の支柱が林立する光景は、まさに「地下神殿」。荘厳な雰囲気に思わず感嘆の声があがります。支柱に残る幾層もの泥水の跡、奥に積もる泥土が、重要な任務の成果を静かに物語っていました。龍Q館では、急激な都市化や気候変動で発生する洪水からまちや暮らしを守るしくみを知ることができます。映像や模型を駆使した熱のこもった説明に23人の参加者も興味津々、時間をオーバーするハプニングも。ひときわ異彩を放つ地下空間とスペースシャトルが入るほど大きな立坑は一見の価値ありです。首都圏の安全・安心を守る防災対策をしっかり学んだ後は、道の駅で買い物も楽しみ心もお腹も大満足。和やかムードで帰路につきました。

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日時 2024年11月2日(土)