7月 親睦会 国立劇場 歌舞伎鑑賞教室鑑賞会 ~ 義経千本桜 河連法眼館の場 ~レポート レポート

1年5ヶ月ぶりの開催となった親睦会。入場は間隔を空けて一人一人係員のかざす体温センサーのチェックを受けます。チケットを係員に見せ、自分で半券を切り取り、ロビーに備え付けの消毒液で手指を消毒してプログラムを自分で取って客席へ。座席は間隔を空けた指定席。マスク越しの会話は言わずもがな、立ち話も数人になると係員からやんわりと注意され感染予防の緊張感に身が引き締まりました。それでも解説の中村種之助丈が花道に登場すると一気に現実から歌舞伎の世界へ誘われました。折目正しくゆったりと抑揚のついた日本語が耳に心地よくお芝居へ期待が膨らみます。休憩を挟んでの河連法眼館の場は義経千本桜の中でも人気の一幕。華やかな衣装の静御前の美しさ、義経の気品と憂い、そして中村又五郎丈が一人二役で演じられた佐藤忠信と源九郎狐。謎解きの緊迫感としっとりと語られる親子の情愛、早変わりやアクロバティックな動き等、練り上げられた名舞台に心が解放されるひと時となりました。「とても楽しかった!」「また参加したい。」の声を口々に観劇後は解散となりましたが、マスク越しでも直に会う喜びは予想以上に格別でした。(まとめ 親睦会チーム)

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日時 2021年7月10日(土)
会場 国立劇場大劇場