9月の月例会は、株式会社TableCheck代表取締役社長CEO 谷口優氏をお迎えし、創業の背景や現在の事業、レストラン業界におけるDX、今後の展開についてお話を伺いました。
TableCheck社は「Dining Connected」をミッションに掲げ、世界中のレストランとゲストをつなぐプラットフォームの実現を目指しています。レストラン向けの予約・顧客管理サービスや、ゲスト向けのレストラン検索・ネット予約サイトを展開。現在では国内外の約1万5,000店舗に導入され、累計予約人数は1億人に達しています。
谷口社長がTableCheckを創業した背景には、「日本の価値を世界に伝えたい」という思いがありました。幼少期を過ごしたシンガポールでは、日本企業や日本製品が海外から高く評価されていることを知り、日本の価値を誇りに感じていたそうです。しかし、その後、外資系企業で働く中で、日本企業の海外における存在感の低下を実感。「日本の魅力を世界に発信したい」という思いを強くし、日本の強みの一つである食文化に着目したことが、レストラン業界での起業につながりました。
2011年、26歳で起業した当時は、レストランの予約は電話が中心で、ネット予約に慎重な店舗も多かったそうです。そこで、ミシュランの星付き店など予約の取りにくい人気店に絞ってサービスを提案。こうした店舗への地道な提案活動や導入を通じて実績と信頼を積み重ね、徐々に導入先を拡大していきました。現在では、多くの有名店やホテル内のレストランにも利用されるサービスへと成長しています。
TableCheckのサービスは、単なる予約サービスにとどまらず、レストランとゲスト双方の利便性を高める方向へも広がっています。無断キャンセルによる損失を抑える「キャンセルプロテクション」や、食後の会計をスムーズにする「TableCheck Pay」、満席時の予約機会を広げる「キャンセル待ち機能」など、レストランが抱える課題を解決するさまざまな取り組みや、今後の構想についても紹介されました。
後半のトークセッションでは、参加者が谷口社長と直接意見を交わし、普段なかなか聞くことのできないお話も伺うなど、貴重な交流の場となりました。
「レストランとゲストの双方に選ばれる価値を創り続ける」ことを今後の目標に掲げるTableCheck。レストランとゲストをつなぐサービスが今後どのように広がっていくのか、今回のお話を伺った一人として楽しみにしたいと思います。(まとめ:月例会委員)
詳細
| 日時 | 2026年9月29日(火)19:00〜20:30 |
|---|---|
| 会場 | 対面(日本秘書協会研修室)または オンライン(ZOOM) |
講師プロフィール
谷口 優氏(株式会社TableCheck 代表取締役社長CEO)
幼少期の約10年間をシンガポールで過ごす。2004年早稲田大学政治経済学部に入学。2007年、CyberSource日本法人に入社し、営業・リーガル・経営企画など幅広い業務を経験。その後、English OK(のちにピクメディアへ社名変更)で新規事業の立ち上げに携わる。2011年 TableCheck設立、CEO(最高経営責任者)に就任。 "最高のレストラン体験の実現"をモットーに、常にクライアントの立場にたち"使いやすさ"を追求。 現状に甘んじることなく改革していく仕組みを強化し続けている。

