11月の月例会は、定員を超える多数のお申込みをいただき、当日は満席での開催となりました。当日はカラーアナリスト竹内洋子氏より、色が第一印象や仕事の成果にどう関わるかを、理論と実例の両面からわかりやすく学べるご講義をいただきました。色は「脳の錯覚」を通じて顔色・小顔効果・清潔感・若見えに直結し、勝負は初対面の5~8秒で決まることを強調されました。またパーソナルカラーは基本的に一生大きくは変わらないため、自然光下でのプロ診断を一度受け、色だけでなく素材の相性まで把握しておく意義があると感じました。
歴史では、カラーテレビ普及期の米大統領選でケネディ陣営が色で若さと有能感を演出した事例や、玄関壁を「妻が映える色」に塗るアメリカの逸話が取り上げられ、色の戦略性が生活や政治に浸透してきた経緯が具体的でした。理論面では、可視光や赤外線・紫外線の働きに触れ、色は占いではなく科学的根拠に基づくという立ち位置が明確でした。実務応用として、会議室の赤(活発)・青(冷静)の使い分け、飲食店での赤による食欲・客単価向上、白い引越し箱で疲労感が軽くなる例など、日常や業務に役立つヒントが豊富でした。文化差にも言及があり、中国は赤×金、南国は淡色、北欧は強色が映えること、食欲色の違い(世界的に青は減退、日本では黒が受容)など、国際対応の視点も得られました。
実演では参加者に白のドレープを当て、スノーホワイトとオフホワイトで血色や輪郭の見え方が変わることを全員で体感しました。ブルベースとイエローベースは併存せず、診断は昼の自然光・ノーメイクに近い状態が理想という実務的助言もありました。4シーズンは愛称的ながら有効で、スプリングは軽やか・多色、サマーはソフト・グラデ、オータムは厚みと素材感、ウィンターは高コントラストが得意と整理。柄やアクセサリーの相性も触れられ、日本人は黒を無難に選びがちだが慎重に扱いたいという指摘は腑に落ちました。
本講演を通じて、色は単なる好みではなく、印象や成果を前向きに後押ししてくれる心強い味方だと実感いたしました。自分に似合う色と素材の軸を持つことで、装いに迷いが減り、日々の振る舞いにも自然と自信が宿ります。明日からのネクタイやストール、資料の配色や会議室の色づかいを少し意識するだけでも、場の空気やコミュニケーションは心地よく変わっていくはずです。
実務に生きる学びと、装う楽しさを両立できるヒントに満ちた、たいへん有意義な時間でした。講師の実例豊かなご説明に感謝しつつ、学んだことを日々の仕事と暮らしの中で丁寧に活かしてまいりたいと思います。(まとめ:月例会委員)
詳細
| 日時 | 2025年11月17日(月)19:00~20:30 |
|---|---|
| 会場 | 日本秘書協会研修室 |
講師プロフィール
竹内 洋子 氏 <株式会社イリス 代表取締役 カラーアナリスト>
株式会社イリス 代表取締役、サロン・デ・イリス 代表、イリスカラー専門スクール
NICA日本イリスカラー協会 会長、 イリスカラーセラピー開発者。
日本色彩学会正会員 カラーアナリスト、カラーセラピスト(色彩心理士)、メイクカラーリスト

